NARUTO 653『ちゃんと見てる』 レビューです。
“あんたはうちはオビトだってことだ!!”
というナルトに
自分は“超越者として悟りに至った 第二の六道仙人だ”と主張するオビト。
しかし、ナルトも譲りません。
チャクラ触れ合った際に、ナルトはオビトの過去を見たようです。
なんとオビトは生い立ちから火影を目指すまで本当にナルトとそっくりだったようです。
オビトも両親を知らなかったようです。
自分と同じ境遇
最初は誰かに認めてもらいたくて火影を目指したはずだと
しかし、今のオビトの行いは誰からも“大切な人”からも認めてもらえないと
逆に、オビトはナルトが自分にそっくりだったからこそ、ナルトが世界に絶望するのを見たかったと。
そして、自分の進むべき道が間違っていない事をもう一度実感したかったと。
そっくりだからこそ、むかつくと言い放つナルト。
“全部捨てて逃げてるだけじゃねーかよ!!”
あくまで”平和を実現できる”と自身の正当性を主張するオビト。
しかし、
“本当にそう思ってんのか?”と問うナルトの一切迷いのない瞳に…。
一瞬迷い、回想が頭を過ります。
” リンがオレを救ってくれるって事はつまり それは世界を救うって事と同じなんだよな ”
しかし、
逡巡ののちオビトの口から発せられたのは
“…そうだ… そう思ってる”
火影が目指すべき行き先は世界の平和であり、
ハッキリした行き先があり近道があるならば誰でもそちらを選ぶ。
わざわざ”行き先のハッキリしない険しい道”を歩む必要はないというオビト。
対して、ナルトは
“オレが知りてーのは楽な道のりじゃねェ”
“険しい道の歩き方だ”
“火影になるのに近道はねェ! そんで火影になった奴に逃げ道はねーんだ!!”
その言葉に…。
再び、オビトの頭を過る過去の記憶。
“強がって傷を隠してもダメ ちゃんと見てんだから”
“がんばれオビト!”
“火影になってかっこよく世界を救うとこ見せてね!”
“それも約束だよ”
左手に残るぬくもりの記憶。
オビトが十尾に乗っ取られずに、自分を保てたのは仲間の想いや思い出を捨てられなかったからだと諭すナルト
そして、オビトにうちはオビトとして、木の葉の忍びとしてきっちりと罪を償えと…。
“お前はお前以外じゃねェんだからよ”
“もう逃げんな お前こそこっちへ来い!・・・オビト”
…しかし一応は目上の人にこの喋り方は…。
いや、関係ないんですがね。ちょっと気になってしまって。
カカシの同期相手に呼び捨てとか…。
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