終わりのセラフ 第四十六話 英雄のキカン レビューです。
クローリーが圧倒的な強さを見せつけます。
いつでも殺せる状態であるにもかかわらず、あえてシノア隊を傷つけ内容に戦うクローリー。
ミカと優は彼が、フェリドが来るまでの足止めだと見破ります。
二人だけで逃げようと提案するミカでしたが、優は自分のために戦ってくれているシノアたちを置いてはいかないと言い張ります。
自分が一度逃げたことで、茜たちが殺され、ミカが吸血鬼にされたという優。
” 生まれる前から 俺たちは何かの計画に巻き込まれている “
” だから逃げるたびに仲間や家族が殺される “
そして、そろそろ運命に抵抗したい、と…。
しかし、ミカは自分が考えなしに抵抗したから家族が殺されたのだと言います。
その言葉を否定する優。ミカは家畜を止めるための地図を見つけてくれたのだと。。今度は二人で…
” もう一度 “
” 地図を探しにいくんだ “
二人で全員生きて暗闇から抜け出すことを誓った優とミカ。
クローリーと戦わないことを決めた優。
そして、その時フェリドが到着します。
” やあ お二人さん “
” 危ない吸血鬼に襲われてると聞いて飛んできたよ “
改めて、” 利害が一致するなら手を組んでもいい “とフェリドに申し出る優。優に対しフェリドは…
” じゃあ僕が 君たちにしたことは全部 忘れてくれるってことかな? “
と、茜の首を取り出します。
茜の生首を目にして、優は…
鬼の衝動を抑えることができず
フェリドに斬りかかります。ミカの制止もきかないほどの暴走と、その衝動に身を委ねてしまいそうになる優の心。
吸血鬼に一時休戦を申し込み、優を止めようとするシノア隊。
優の様子を見て、フェリドはシノア達に優を止める薬を持っていることを示します。
茜の首を見せて、優を焚きつけたのにもかかわらず、自分の手で優を助けようと言います。本心が全く読めませんね。
一方、ついに力の欲求に負けてしまった優。
” 阿修羅丸 “
” 来てくれ “
優の精神世界。
阿修羅丸と対峙する優。すでに半分以上侵食されているようにも見えますが…。
フェリドたちとの絶望的な力の差に力を求める優。
すでに人間ではない優は薬を三錠飲んでも死なないという阿修羅丸。その上で一瞬鬼に人格を譲れば勝機はあるといいます。
仲間を殺すだろと返す優。
” 僕が殺すわけじゃない “
” 君が殺したがる “
…どういうことなんでしょう。優の鬼の人格は阿修羅丸とはまた別の人格なのかな。
人間側と鬼側、少しずつ話が食い違っているところがあって、どちらが正しいのかが…。
阿修羅丸に、”おまえには意志がある”と指摘する優。
その鋭い指摘に、完全な鬼になれば手のつけられないバケモノになるだろうと阿修羅丸は言います。その言葉に優は…
” 俺は鬼にはならない “
阿修羅丸は優の発言が鬼と人間どっちのものなのかと問いかけます。すでにもはや混ざって離れない優の中の鬼と人間。
鬼とは一体なんなんでしょうね。
鬼なのか人間なのか…。
” ……… “
” 仲間を守れるならどっちでもいいや “
鬼は仲間を作れない。
仲間を殺したくないから、鬼にはならない。しかし、仲間を守るために薬を三錠飲む。
その矛盾を指摘する阿修羅丸でしたが…
” 君は吸血鬼に助けられる “
と。なんで阿修羅丸はわかったのでしょうね。ただの予測なのか、それとも何か知っていたのか…。鬼、特に阿修羅丸についての謎は深まるばかりです。
フェリドを優に触れさせないように切り掛かるミカでしたが…
ミカはクローリーに足止めされます。
その隙に…
優に接近し、血を吸ってから注射をするフェリド。
この注射、中身はグレンの使っている鬼呪抑制剤なのだと。
ちなみに、フェリドとグレンとの因縁は世界が滅亡する前、グレンが高校生の頃からだったそうです。
無事フェリドの鬼呪抑制剤が効いたようで、
優の鬼化は落ち着きます。
ミカはフェリドへの怒りをあらわにし、彼の計画には入らないと宣言します。
ここでフェリドは
” これ 僕の計画なのかなぁ “
と、意味深な発言をします。
目的を尋ねるミカにフェリドは茜の蘇生方法を教えに来たのだと答えます。
” その実験の名前は “
” <<終わりのセラフ>> “
” 八年前愚かな人間たちが行った 禁忌の呪詛についてだよ “
そして、新宿へ帰還するグレン。
ついに、八年前の真相が明かされる!!?
<<終わりのセラフ>>、やはりグレンは主要な人物だったんですね。というか、フェリドの発言からして計画の首謀者はグレンのようですね。
しかし、フェリドが茜の蘇生方法としてあげているということは、八年前も誰かを生きかえらそうとしていたんでしょうか。。
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