遊☆戯☆王 TRANSCEND・GAME 前編 レビューです。
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” 我が眼に映る王の名は… “
” アテム!! “
海馬の見据える先には…
冥界へと去っていった最強にして最大のライバル、伝説の決闘王 アテム!!
伝説復活!!完結から12年正式な続編が前後編で堂々帰還です!!
ちなみにTRANSCENDというのは”超越する”などといった意味です。。
物語は本編終了から数年後の童実野町。
海馬コーポレーションにおいて新たなデュエル・ディスクの開発のため”ニューロンズ計画”が進められていました。
その中の試作機の一つニューロンズ・VR・システム。
このシステムも数多くの製品化に至らなかった失敗作のひとつ。
しかし、海馬はこのシステムにある可能性を見出します。
そして、全国からテストモニターを募り、応募者の中から国籍・人種を問わず十五歳未満のデュエリスト約二十万人選出してそのデータを解析しています。
その研究の内容は…
“被験者たちが装着したニューロンズ・ギア電子コイルが脳波を検知電気信号に変換_プレイヤーのイメージ映像を我が社のクリスタル・クラウド・ネットワークと連動させVR・ソリッド・ビジョンを完成させる!”
とのことです。
相変わらずですが、この漫画で一番のSF要素は海馬コーポレーションの技術力ですよね。
技術力高すぎるでしょwww
そして、その技術によって構成されるのが
デュエル・リンクスの世界!!
クラウドとか最新の技術を取り入れてるあたりさすが高橋和希先生。。
それにしても…
被験者たちの姿。。
どう見てもやばいやつでしょwww
ちなみにデュエルリンクスの世界ではクラウドサーバーからカードデータが送られ、デュエリストたちは様々な属性に応じたデッキを組むことができるそうです。
人種・国境・言語を超越する世界。
これこそが海馬の追い求める進化したデュエル・ワールドだとの事。
この世界ではプレイヤー同士、脳波周波数(デュエル・パルス)レベルによって同一属性で集団を形成することも可能。
デュエルの宇宙は無限に広がっていく…!!
そして、この世界における最大の特徴は…
召喚されたモンスターの攻撃力は脳波・思考シグナルの数値によって決定されるということ。
つまり、デュエリストの意識の強さがすなわち召喚したモンスターの攻撃力になるということ。
…あれ??これってデュエルなのか??
これだと戦術も何も無くなってしまうのでは…。
というより、最悪どのモンスター召喚してもデュエリストが同じなら同じ攻撃力になってしまうんじゃ…。
つまり、デュエリストの意識の強さが数値化されるのなら、単純に考えて、デュエリストがアテムだった場合、”オシリスの天空竜”でも”翻弄するエルフの騎士”でも同じ攻撃力になるのでは…。。
モンスターの差は特殊能力のみになってしまうのか…。。
まあ、海馬コーポレーションとしては、カードやデュエルディスクそのものを販売するよりも、最近はやりのサブスクリプション化しちゃったほうが商売的には利益が見込めるのかもしれませんが…。
それに複雑なルールをなくしたほうが顧客も増えやすいでしょうしwww
まあさておき、モブはモブでもモブなりに骨のあるやつもいるようで、デュエル・リンクスの世界ではそれなりに上級そうな竜使いの集団”竜騎士空挺団”は
攻撃力3600Pもの宇宙鉱石竜ストーン・ヘッド・ドラゴンを召喚したりしています。
ブルーアイズ超えてるじゃん。
しかし、一つ疑問が…これって一人の力なのかな…。
詳しくは後ほど。。
さて、あらゆる世界で最も調整困難なのが「秩序の安定」だと語る海馬。
一方で、その秩序が破壊されるのも世の常。
デュエル・リンクスの世界もその例外でなく…
” 圧倒的な力を持つ異分子が出現し “
” 他を侵食する “
たった一人で竜騎士空挺団にデュエルを挑む謎の人物。
しかし…
” わたしのターン!! “
” 流星方界器デューザ召喚!! “
なんと攻撃力8800のモンスターを召喚し、いともたやすく竜騎士空挺団を撃破。
その人物の名は「プラナ」。
海馬曰く、脳は振動数が常人を超越しているとのこと。
…で、少し話は戻りますが、先ほどのストーン・ヘッド・ドラゴンの攻撃力が一人の力ではないのではないかという点なんですが…。
なぜそう思ったかといいますと、その理由はプラナが竜騎士空挺団にデュエルを挑んだ際に、” ハハハハ笑わせるな! たったひとりで竜騎士空挺団に挑むだとぉぉ “というセリフが発せられたところにあります。
デュエルは基本的に自分のターンと相手のターンというターン制ですから、人数が多くてもさして利点はありません。
むしろ、大勢が1ターンごとに入れ替わり立ち替りでしょうから、よほどチームワークが良くない限りむしろ戦術が霧散してしまう可能性もあります。
加えて、この世界でのデュエルはどうやら(省略されているだけかもしれませんので)ジャンケン(ちょっと違うか…)みたいに一発勝負のようです。
さらに、この世界の特徴は脳周波数によってモンスターの攻撃力が決まる。
これら全てを考え合わせると、この世界で一対多数が、ひいては集団を形成することが有利になる状況というのは味方全員の脳周波数の和がモンスター召喚の際に適用されるということでしょう。
というか、そう考えるとプラナって凄すぎるな…。
しかし、これほどの世界であっても海馬に言わせるとシステムの完成度はまだ50パーセント。
VR映像に予想外の”ゆがみ”が発生していることを指摘する海馬。
そして、再び被験者へと海馬が目を向けると…
海馬を見つめる少女。。
明らかに周囲の子供たちと毛色の異なる格好をしていますね。
服装にしても装飾品にしても、古代エジプト関連の人物っぽいですね。。
この子が「プラナ」なんでしょうか??
ともかく後編が楽しみです。
それにしても、さすがに一度完結まで連載した漫画家の実力はすごいですね。
絵の上手さも安定しているし、ストーリーもしっかりしてる感じがします。
久々に遊戯王本編が読みたくなってきました。
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