『BORUTO』考察 -ボルトの右眼は悪意を見る!??既存の瞳術に属さない全く新しい瞳術!!?-
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はじめに
前記事『BORUTO』考察 -ボルトの右眼の瞳術は??白眼でも転生眼でもない眼!!?白眼と転生眼と「ハムラのチャクラ」。-の続きです。
前記事では、ボルトの眼が白眼でないことと、転生眼である可能性を否定するために輪廻眼との対応から転生眼と白眼とハムラのチャクラの関係性について書きました。
今回はその続きで、転生眼ではないということを言うために、ボルトの持つチャクラについて整理するところから始めていきます。
本論に入る前に、いつものお約束を…
*本記事は2017年3月22日に作成したものです。漫画は10話「オレの物語…!!」時点、アニメはまだ始まっていません。
ボルトの持つチャクラ。
では断りを入れたところで、本論に入ります。
ボルトの持つチャクラについてですが、以前『BORUTO』考察 -七代目火影の息子、天才忍者ボルトの力。秘めたるチャクラ!右眼に宿るは転生眼をも超える新たな瞳術!?-でも軽く触れましたが、ボルトは千手の遠縁にあたるうずまき一族と大筒木ハムラの直系にあたる日向一族の血を引いています。
『BORUTO』考察 -七代目火影の息子、天才忍者ボルトの力。秘めたるチャクラ!右眼に宿るは天性眼をも超える新たな瞳術!?-
ここでハムラの力が「月の大筒木」と「日向」とにどのように分かれているのかが重要になってきますが、ここではおいておいて…
仮にここで日向が「ハムラの隠のチャクラ(白眼)」、大筒木が「ハムラの陽のチャクラ」を色濃く受け継いでいるとすると…。
*ここでは「瞳力=隠のチャクラ(精神のチャクラ)」と考えています。
少なくともボルトは「ハゴロモの肉体(陽)のチャクラ」を継ぐうずまき一族と「ハムラの陰のチャクラ(白眼)」を継ぐ日向一族のチャクラを併せ持っていると考えられます。
ただ、前の記事でも書いたように日向一族の白眼は先天的、普遍的なもののようですので、ボルトは白眼を持っていないと考えられます。とはいえ“眼”がないために表出していないだけで、その素養、つまり「ハムラのチャクラ」は継いでいると考えてよいでしょう。
>・『NARUTO』考察 -輪廻眼の開眼条件 サスケの輪廻写輪眼はなぜ開眼したか?-参照
ナルトが六道のチャクラを手に入れても「輪廻眼」を発現しなかったように、「ハムラのチャクラ」を持っていても白眼が発現しないということです。
あくまでこれは“純粋な”白眼の話ですので…。ボルトの中だけで別の瞳力に変異していたのだとすれば話は別です。(←本記事ではこの可能性を考えています。)
さて、まとめるとボルトは「ハゴロモの陽のチャクラ(アシュラのチャクラ)」と「ハムラの隠のチャクラ(日向の白眼)」を持っていることになります。
では、いよいよボルトの眼が転生眼なのかどうかを見てみましょう。
ボルトの右眼は転生眼ではない!!
前記事に書いた通り「転生眼」は、「日向のチャクラ」と「月の大筒木のチャクラ」が合わさり「ハムラのチャクラ」を導き出す必要があると考えられます。
つまり「転生眼」の発現には「ハムラのチャクラ」が必要ということです。
輪廻眼、転生眼の発現条件を式として書くと…
「ハゴロモの隠のチャクラ(写輪眼:インドラのチャクラ)」+「ハゴロモの陽のチャクラ(アシュラのチャクラ)」=「ハゴロモのチャクラ(輪廻眼)」
「ハムラの隠のチャクラ(白眼:日向のチャクラ)」+「ハムラの陽のチャクラ(月の大筒木のチャクラ)」=「ハムラのチャクラ(転生眼)」
となります。
一方で、ボルトの持つチャクラは上記の通り、ハゴロモのチャクラとハムラのチャクラが半分ずつですので、ボルトの場合は
「ハムラの隠のチャクラ」+「ハゴロモの陽のチャクラ」=「??」
ということになります。
なので「月の大筒木のチャクラ」を持たないボルトが転生眼を発現している可能性は低いと思われます。
また、転生眼の核(元?)となる白眼自体も開眼していませんし…。
まあ、大筒木トネリが地上に来てボルトにチャクラを与えるなんてことがあれば話は別ですが…。
それから形状としても、そもそも転生眼は瞳孔がはっきりとし、かつ黒いはずです。
瞳の万華鏡のような(?)淡いグラデーションは白黒では表現できなかったとしても…
少なくともボルトの瞳孔は黒ではありません。
つまり、形状からしても、そもそも転生眼とは異なるわけです。
ただ、これは描写の都合もあったのかも…。白黒ではボルトの目はもともと転生眼と区別つきませんからね笑
まあ、でもおそらくは別物だと思っています。
ボルトの右眼の瞳力は??
さて、なぜボルトの右眼が白眼や転生眼だという憶測がまことしやかに流れているのかよくわかりませんが、少なくともここまで見てきたように両者とボルトの右眼にはいろいろと差異があり、およそ同じものとは思えません。
では、ボルトの瞳力はなんなのかということですが…
少なくとも、白眼などと一部共通する特徴が見られるのは事実です。
なので、ヒナタの白眼にナルトのチャクラが合わさった、白眼の変異版なのではないかと思います。
ボルトの瞳は青く、ナルトの力を色濃く引き継いでいるようです。
そもそもナルトは六道仙術モードでの卓越したチャクラ感知や、九喇嘛モードでは悪意の感知すらも可能な超感知型の忍です。
特に、ナルトはこれまでの人柱力達とは違い、本当の意味で尾獣と一体となった人柱力ですから、ナルトのチャクラと九喇嘛のチャクラが混ざり合ってボルトに受け継がれていてもおかしくはありません。
…ただ、モモシキは7話で”それほどの力を持ちながら 次の世代にそれを伝える術を持たぬとはな…”と言っているのですが…。
岸本斉史 『NARUTO』第54巻 より
ともかく、このナルトの感知能力はチャクラを見通す白眼との相性も非常に良さそうです。
それに、ボルトの「青い目」はサラダからもナルトよりもずいぶん青いと言われています。
10話のレビューでも少し書きましたが、ナルトの青に日向の紫(白眼の瞳は紫がかった白)が合わさったことでより濃い青になっているのかな…なんて。
つまり、ボルトは白眼を継がなかったのではなく、ボルトの目には確実に白眼の要素も引き継がれているということですね。
仮にそうだとすれば、ナルトのチャクラや悪意の感知を、さらに白眼の力で視覚的に捉えることのできる瞳力と考えられるかもしれませんね。
さいごに
そんなわけで、本ブログではボルトの右眼は「白眼」でも「転生眼」でもない新たな瞳力が宿っていると推測します。
おそらく「ナルトのチャクラ」と「ヒナタのチャクラ」、それにもしかすると「九尾のチャクラ」が混じり合ったことで、チャクラや悪意を視覚的に捉えることのできる超感知型の瞳力が発現したんじゃないかな…と思っています。
上記の通りボルトのチャクラは
「ハムラの隠のチャクラ」+「ハゴロモの陽のチャクラ」=「??」
ですので、彼の瞳力も輪廻眼、転生眼に並び得る力を秘めていると考えられるかもしれません。
だとすれば成長したボルトが平時は右目を瞑っているのも、サスケが輪廻眼発現直後に消耗を抑えるために左目をつぶっていたのと同じと考えられますね。
それと、補足的な話ですが、個人的には10話でモモシキにつけられた手のひらの呪印(?)も何か関係している気がします。
ボルトの瞳力がどのタイミングで発現したのかが不明ですのでなんとも言えませんが…
本ブログでは、モモシキの呪印(?)はモモシキのチャクラを与えられたと解釈していますので、ちょうどその真裏右手のこうにある呪印(ボルトの右腕から顔にかけて広がったやつ)と無関係とは思えません。
ナルト由来の「ハゴロモの陽のチャクラ」とヒナタ由来の「ハムラの陰のチャクラ」に「モモシキの大筒木のチャクラ」が加われば何かしらの変化は起こりそうです。
とりあえず今回はここまで。
お付き合いいただきありがとうございました。
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