『鬼滅の刃』第68話「使い手」レビュー&考察です。

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第68話「使い手」~煉獄家への訪問とヒノカミ神楽の謎の一端~

さて「炎柱」煉獄杏寿郎の最期の言葉を伝えるために、彼の生家を訪れた炭治郎でしたが、そこで、ついに炭治郎の「日輪の耳飾り」「ヒノカミ神楽」の謎の一端が明かされました。

これまで、敵の親玉である鬼舞辻無惨が「日輪の耳飾り」にこだわっていたり、“炎の呼吸”を”火の呼吸”と間違えることが禁じられていたり…。

そして、ただの炭焼きだったはずの炭治郎の父が舞いの際に使っていた”呼吸”。そして何より炭治郎が「ヒノカミ神楽」で出した炎を纏ったかのような技

これまで物語の核心であろうと思われるものの謎に包まれていたその謎の一端が明らかになりました。

始まりの呼吸”日の呼吸”

「日輪の耳飾り」を見た杏寿郎の父親は炭治郎のことを“日の呼吸”の使い手だと言い張ります。

彼曰く、“日の呼吸”とは、一番最初に生まれた“始まりの呼吸”で、“最強の御業”なのだとか。全ての呼吸が”日の呼吸”の派生であり、最強の呼吸を模倣した劣化版だと言います。

そして、どうやらその使い手は「日輪の耳飾り」をつけているということのようです。

つまり「ヒノカミ神楽」=”日の呼吸”ということになってくるようですね。たしかに、累との戦いの際に炭治郎は“「ヒノカミ神楽」の呼吸”と言っていましたし、炭治郎の父も舞う際に“呼吸がある”といっていました。

それにしても、炭治郎の母の発言などから「ヒノカミ」「火の神」かと思っていましたが「日の神」だったわけですかね。つまり「ヒノカミ神楽」は「日の神」に奉納する「神楽」“天照大神”に対する神楽だったということなのかな。

そう言われてみれば、鬼殺隊の使う刀は「日輪刀」ですし…。「日輪の耳飾り」「日輪刀」、そして「日の神」に捧げる「神楽」“日の呼吸”となれば、鬼に対するのにこれ以上はありません。いわば鬼殺隊の始祖といったところですか。

ただ、杏寿郎の父自身“書いてあった”と言っており書物で知ったようです。このことから現在では”日の呼吸”は表立っては継承されていない幻の呼吸とされている可能性が高いですね。で、それが炭治郎の家系だったと。。

“炎の呼吸”を”火の呼吸”と言い違えてはいけないのは、”日の呼吸”と音が一緒だったからかな。

しかし、こうなってくると炭治郎は幼少期から無意識ながら”呼吸”を身につけていた…ということになるのでしょうか…。

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炭治郎の憤り

そんなこんなで、自身の家に伝わる「ヒノカミ神楽」が最強の呼吸”日の呼吸”かもしれないことを知った炭治郎でしたが…。

炭治郎のことを”日の呼吸”の使い手で、自分たちをバカにしていると決めつけてかかる杏寿郎の父の”調子にのるなよ”という言葉に、これまで抑えてきた炭治郎の感情が爆発します。

そして、普段は温厚な炭治郎が、感情に任せて杏寿郎の父につかみ掛かっていきます。

” そんな凄い呼吸だったなら “

” なんであの時 煉獄さんを 助けられなかった!!”

最強の呼吸を使えるかもしれないという期待や、何故そんな呼吸が家に伝わっているのかという疑問よりも何より、煉獄を助けられなかった己の無力さに憤る炭治郎。

やっぱ、炭治郎はいい子ですよ。本当大好きです。

元「炎柱」に剣を捨てさせた何か…

実際、杏寿郎の父の発言はひどいもので、死んだ我が子の悪口をはばかりもなく口にし、“何の価値もない塵芥”だとさえ言います。

元は鬼殺隊の柱まで務めた彼が、なぜ今のような状態になってしまったのか、今の所は詳しくは書かれていませんが、杏寿郎の回想からすると“ある日突然剣を捨てた”…とのことでした。

加えて彼の口ぶりや、”日の呼吸”に対する異常なまでの劣等感から察するに、おそらくはどれだけ努力をしようが越えられない”力の壁”を目の当たりにして酒に逃げてしまったのだろうと思われます。ここで“力の壁”と断定しているのは、”戦う理由をなくした”などという理由なら強さに関する卑屈さはないだろうという推測です。

しかし、どうやら今でも後述の“書物”を見ていることから、完全には諦めきれてはいないようです。だからこそ、今になっても酒をやめることができないのでしょうが…。

杏寿郎を貶める発言も、半分は“自身への自虐”なのではないかな。

仮にも”炎の呼吸”を極めたであろう人間が酒に逃げなくてはならないほどの”何か”…。これまでの彼の剣士としての全てを否定する”何か”…。

1ページ目はここまでです。2ページ目は以下より。

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