『HUNTER×HUNTER』No.361「辞退」レビューです。
スポンサーリンク
HUNTER×HUNTER 最新レビューリンク など
・HUNTER×HUNTER 最新話レビュー
・前話 No.360「」レビュー
・『HUNTER×HUNTER』 レビュー一覧
連載再開!!…とこれまでのあらすじ。。
連載再開を熱望されていた方も多いのではないでしょうか。
ほぼ丸1年ぶり、クラピカの頭脳戦再開!!
とりあえず、一応おさらいしておくと…。
クラピカは「緋の目」を取り返すためにカキン第4王子ツェリードニヒに近こうと画策。オイト王妃とワブル王子の護衛という名目でカキンの王位継承戦に乗り込むことに成功します。
セレモニー退席後、王室から配備された護衛7人のうち5人がミイラ化死体として発見され、さらに7人の王室護衛達が皆上位王妃から送り込まれたスパイ兼護衛だったことが判明します。
生き残った2人の尋問中、クラピカたちの目の前に突如正体不明の大量の念獣が出現します。協力者たちからの情報から状況を把握してクラピカがビルとその後の方針を話し合っている間に、監視を任されていたサイールドが2人の王室護衛ともう一人の仲間カートンを殺害…。
理由を聞かれた彼が発した言葉は…
” ヒマ… だったから 頼まれて… “
No.361「辞退」 大筋
クラピカの新能力とサルイード制圧
錯乱したサイールドを取り押さえたクラピカは、人差し指に宿る「奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)」(詳細は後述)で、その能力を一時的に奪い取ります。
その後、サルイードを強制的に”絶”状態にさせることで、サルイードに寄生した念獣を引き剥がすことに成功します。
クラピカはサルイードの能力を使って、敵の能力を逆操作しようとも考えていたようですが、思っていた能力とは違ったようで、念獣を捕らえることはできず逃走を許してしまいます。
王子と王妃の安全は…
王室から配備された7人の護衛と、カートンは死に、サルイードはカキン軍によって連行され、出航初日にして、11人いたが警護がすでに2人に…。
ビルの提案した「王子と王妃の安全」を保証する3つの方法。
そのうちの最も簡単だった方法は、死んだカートンの具現化系能力で最大5名登場可能な船、あるいは車に変身することだったわけですが、カートンの死で不可能に…。
他の2つの方法は、一方はパリストンの、もう一方はビヨンドの協力が必須というもの。どちらも難易度は高いようですが、果たして…
スポンサーリンク
王子たちの趨勢
一方、その頃の他の王子たちは…
今回、描かれたのは第12王子モモゼとその弟第13王子マラヤーム。そして、第9王子ハルケンブルグの3名です。
同じ母を持つモモゼとマラヤームですが、母セヴァンチはモモゼ本人の前で弟マラヤームの警護の方が重要だと言い放ち、警備を6人を除いて皆弟の警護に回します。
ひどい仕打ちですが、モモゼ自身は全く動じてすらいないどころか、怯える母と弟を憐れみさえしています。
モモゼって見た目的には巻き込まれてしまったか弱く可憐な王女って感じでしたが、意外にも腹の中では王になる気満々だったんですね。。
そして、一方次期王有力候補の一人ハルケンブルグ。
寄生型の念獣もかなり強力そうなものですが…
なんと自から継承戦の辞退を申し出ます!!
カキン王ホイコーロは息子の申し出を受け入れますが、その表情は不敵そのものです。王自身が「壺蟲卵の儀」についてどれほど把握しているのかは不明ですが、王子達の寄生型の念獣は王子達の意思とは無関係に殺し合いますからね。
少なくとも船に乗ってしまった以上、王子にどんな思惑があっても継承戦から逃れる術はないわけですね。
ちなみに、サルイードを操った念獣(持ち主と能力は後述)と、5人の王室警護を殺した吸血能力の持ち主は別のようですが、王室警護を殺した能力者は一体??
新能力のまとめと新情報の整理
人差し指の能力「奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)」!!
さて、新たに明かされたクラピカの人差し指の能力「奪う人差し指の鎖(スチールチェーン)」。
かつてクラピカはすべての鎖に「一人で戦い抜くため」の力を付与させようとするも、師イズナビに「念」の戦闘における仲間との共闘の重要性を指摘されます。そして、鎖の一つは“残して”おき、実際に自分で「念」の戦闘を経験し、足りないもの実感したらそれを補い得る能力を加えることを勧められます。
実際に、仲間を作り、共闘する中でイズナビの言ったことの正しさを実感したクラピカ。それでも、だからこそ「一人で戦い抜く力」を欲します。
しかし、現実はそんなに単純ではない。
そんなクラピカの葛藤から発現した能力。
その能力は…
人差し指の鎖の先端に付いた注射器のような形の針を対象の能力者に突き刺すことで、その人物の念能力を一時的に預かる(奪う)ことが可能です。
見方、あるいは使い方によっては、一人で戦っているようにも、仲間と共闘しているようにも見える能力で、まさにクラピカの心情を代弁するかのような能力ですが…。どちらかというと、やや単独戦闘に特化しているように感じますがね。かりそめの共闘といった感じです。
でも、クラピカは説明の際、あくまで能力を“預かる”と表現していましたから…。
さらにそのまま吸入を続ければ、念を吸いきり対象者を強制的に”絶”状態にすることが可能。
そして描写から想像するに、通常の状態で可能なのは能力の奪取までで、奪った能力の使用は後述の”絶対時間(エンペラータイム)”の発動が必須のようです。
1ページ目はここまでです。2ページ目は以下より。
スポンサーリンク
コメントを残す