大正処女御伽話 第十八話 「綾ナス想ヒ」レビューです。
必ずユヅと二人で帰ってくると決意した珠彦。
その途中綾たちに出会います。
綾は一緒に連れて行ってくれるようにと珠彦に頼みます。
珠彦と同様に嫌なことばかり考えてしまうという綾。
しかし、綾の弟たちを置いていくことにためらいを感じる珠彦。
が、
どこからともなく加勢が出現!!
自分たちと一緒にいるから大丈夫だという子供に、珠彦は家族や村のみんなには大事ないのかと問いかけます。
そして、綾を連れて行くのにひとつ条件を出します。
それは” 家族や家がなくなってしまった村人を連れて珠彦の家に避難する “こと。
子供たちが率先してくれたら、志摩を毛嫌いしている村人たちも家を使ってくれるかもしれない、と。
綾とともに東京に向かう珠彦。
東京までは約十三里(52km)強。九月三日を目安に歩く覚悟の珠彦。
初日は二里強ほど歩いて神社で野宿。
野宿が平気なのかという綾に…
” 平気じゃないさ “
” でもユヅを想えば苦ではない “
綾も綾太郎に会うためなら…と答えます。
弟想いな中でも特に綾太郎を大事にしている綾。その理由は…
綾太郎が彼女の大切なものを守ってくれたからだと言います。
十六歳の時、父親に金で売られそうになった綾。
弟たちのために我慢しようと思ったその時…
その男を蹴り飛ばした綾太郎。
” 姉ちゃんを売った金で飯食うくらいなら “
” 餓死した方がマシだよ “
と。その時、自分の純潔を守ってくれた綾太郎を何があっても大切にしようと決めたそうです。
そんなことがあったからか、金で買われたのに幸せそうなユヅに意地悪してしまったのだと。
涙ぐむ綾に、おにぎりを進める珠彦。
珠彦が握ったと聞いてものすごくどんよりとした綾の表情は面白かったですwww
珠彦は片手で頑張って握ったようです。
この感じ、見た目が大きいだけじゃなく、密度も相当高そうですね。。
まあ、三角にならないのは片手というよりは本来の珠彦の不器用さでしょうね。それでも梅干しは入っている仕様であるとやや鼻高々です。
それを食べた綾は
” 何コレまず〜い… “
” 涙出てきた “
不格好ながらに温かい味のおにぎりだったんでしょうね。
ユヅにも作ってあげればきっと喜ぶと綾姉さん。
無事再会できて、作ってあげられれば良いですね。
ちなみに今月は2本立て。第十九話「再会」に続きます。
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