『双星の陰陽師』#45 「おかえり、勘ちゃん先生」レビューです。



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双星の陰陽師』#45 「おかえり、勘ちゃん先生」巻頭カラー

盛り上がる”波達羅盈城御前試合”編!!

巻頭カラーです。紅緒編も7月14日発売のSQ.CROWNにて連載開始です!!

さて、午後の部第6試合「閻魔堂ろくろvs.水度坂勘久郎」戦。

ろくろが奥の手「式神呪装」によって式神「焼きおはぎマン」を纏い、”青龍”水度坂勘久郎を追い詰めます。

勘久郎の持つ「纏神呪」に匹敵するもう一つの「奥の手」を使って全力で戦ってくれと頼むろくろ。

その時、ろくろの口から出た「勘ちゃん先生」という呼び名に勘久郎は…

 

“龍嚥之法/ケガレ喰い”と戒めのマスク。

憲剛曰く、水度坂家には代々“龍嚥之法”と呼ばれる秘術が伝わっているといいます。

別名“ケガレ喰い”とも呼ばれるこの技は、会得したものはもれなく水度坂家の当主と認められ、その力は十二天将にも匹敵するほどのものだと言います。

しかし…

” 奴のマスクは “

” “ケガレ喰い”を封印するためのもんだ “

勘久郎は“ある事件”を境に、その絶大なる力を己の意思で封印し、以降戒めとしてマスクをつけ続けてきました。

勘久郎を襲った悲劇は、七年前に遡ります…。

勘ちゃん先生と早花咲組

島には遺伝によって先天的に先祖の受けた呪い(禍野の瘴気似夜汚染など)を受け継いでしまった子供たちがいます。

そういった子供たちの治療を進めながら、同時に陰陽師の勉強も教え、病気が治った時陰陽師として生きていけるようにしてあげることを目的に水度坂病院に設置されていた病室兼教室が早花咲組です。

勘久郎はそこで子供達の面倒を見、子供達も勘久郎のことをとても慕っていました。そんな子供達からの呼び名が「勘ちゃん先生」だったわけです。

しかし、当然世間の誰もが理解があるわけではなく、勘久郎が子供達の世話に時間を割くのをよく思わない人もいます。勘久郎は天将十二家水度坂家の跡取りですからね。

しかし、勘久郎には確固たる信念がありました。

” ケガレはね “

” 人間の心の中にいるんスよ “

ケガレを祓うだけでは傷ついた心は癒えない。悲しさや辛さなど、人の心の中のケガレを祓うことが勘久郎にとって陰陽師として医者としての仕事であり、だからこそ彼にとっては陰陽師であることと早花咲組の先生であることは同義なのだそうです。

優しいけど、すごく強い信念ですね。みんながこの勘久郎の考え方を理解し体現していけば、いつかケガレは生まれなくなるかも、と思えるほどです。

子供達は勘久郎の優しさに包まれ、日々を生きていきますが、幸せな時間は長くは続かないものです。



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“ふたがり”。七年前の悲劇。

ある日勘久郎が子供達を連れて「なげきの台」を見学に行った際に悲劇が起こります。この時、結界の担当として雲林院憲剛も居合わせていました。

悲劇は「なげきの台」に生じた“ふたがり”から始まります。

“ふたがり”とは本土でいうところの“浸食”と同じ現象です。「雲林院家の結界」「嗎家の監視」「天若家の斥候」全てをかいくぐってしまうケガレがごく稀に現れるのだと…。

過去千年で5回生じた”ふたがり”。うち初期処理ができなかった2回はいずれも島に”壊滅”的被害が及ぼされたそうです。つまり、今回も「なげきの台」でなんとかできなければ島に甚大な被害がもたらされることが予想されます。

“ふたがり”による禍野の裂け目から現れたケガレ(脅威度AA)に子供達を人質に取られ、勘久郎は残酷すぎる選択を迫られます。

” 島の守護か…

子供たちの命か… “

脅威度AAといえば、#35「最前線」にて”勾陳”五百蔵鳴海や”天空”勝神コーデリアたちが苦もなく撃退していましたが…。この時、勘九郎も憲剛もまだ十二天将ではありません。

唯一、ケガレを祓える可能性は勘久郎の”ケガレ喰い”のみ。結果として、”ケガレ喰い”を使いケガレを祓うことに成功しますが、同時に愛する教え子達の命までも奪ってしまうこととなりました。

守れなかったどころか、自分の手で…とは、想像以上に重かった…。確かに状況としてはろくろとそっくりですね。ただ、比べられるようなものでもありませんが、ろくろの時よりキツイですね、個人的には。

特に先生と生徒という関係性がね…。勘久郎は子供達から、無条件に全幅の信頼を置かれていました。そんな教え子たちを自らの手にかけなくてはならなかったとなると…。

さらに、大義名分(というと語弊がありますが…)がないんですよね。もちろん”島を守護する”という名目はありますが、これは本質的には子供達の命とは関係がありません。雛月の場合は、ろくろはケガレ堕ちしてしまった仲間たちを手にかけましたが、それはあくまで彼ら自身を救うための行為だったわけです。でも、勘久郎は子供達のために子供達を殺したわけではないんですよね…。

とはいえ、一人一人を自らの右手で祓わなければならなかったろくろの苦悩も想像を絶しますが…。

水度坂勘久郎と雲林院憲剛。それぞれの戒め。

“七年前の悲劇”以降、勘久郎は”ケガレ喰い”を封じ、常に死に場所を求めているかのような戦い方をするようになったと言います。

マスクはその戒めです。

憲剛がろくろに、勘久郎の本気を出させてくれと頼んだのは、同じような悲劇を体験しても尚、ろくろが胸に志を宿続けていることを知ったからです。憲剛も七年前の悲劇にずっと責任を感じ続けているんでしょうね。

ちなみに”七年前の悲劇”の際、憲剛が勘久郎を庇い背中に大怪我をしており、おそらく憲剛の”戒めの傷跡”だと思われます。

1ページ目はここまでです。2ページ目は以下より。

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