双星の陰陽師考察 焔魔堂ろくろ ~ろくろと神子と安倍晴明~

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双星の陰陽師 最新レビューなど

・双星の陰陽師 最新話レビュー
・双星の陰陽師 番外編 最新話レビュー
・双星の陰陽師 最新考察

はじめに

以前ヒロインである紅緒の化野家について考察してみました(こちら)が、ここでは主人公のろくろについて少し考えてみたいと思います。

*この考察は17話時点でのものです。ご注意ください。

とりあえず、管理人の主張としては、少々突飛に思われるかもしれませんが、“安倍晴明の生まれ変わりは神子ではなく、ろくろ本人なのではないか”というものです。

実際、焔魔堂ろくろは主人公なわけですが、意外にも登場人物の中でもトップクラスで謎の多い存在です。

そのあたりの謎も含めて考察してみましたので、よろしければお付き合いください。

閻魔堂ろくろ

6才の頃禍野にて清弦によって保護されるものの、それ以前の記憶は全て無くしている

尖った八重歯が特徴で、神威などからは”キバの小僧”と呼ばれています。

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助野嘉昭「双星の陰陽師 #1ろくろと紅緒」『ジャンプSQ』2013年12月号

陰陽師としての才能は飛び抜けているものの、雛月の悲劇のトラウマから一時はその世界から目を背け、遠のくものの紅音の出会いを契機に再び陰陽師としての道を歩み始める。

陰陽師としての才能は飛び抜けているものの、ブランクがあったり修行が途中であったりして、連装を始め陰陽師としての技能は未完成。

基本的に他人の不幸を見過ごすことのできない正義漢かつ熱血漢だが、陰陽師以外のことは基本的に何をしてもダメダメ。

紅緒を助けようと川に飛び込むも、泳げなかったり、

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助野嘉昭「双星の陰陽師 #1ろくろと紅緒」『ジャンプSQ』2013年12月号

いじめを止めようとして、小学生に返り討ちにされたり

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助野嘉昭「双星の陰陽師 #8邪悪の片鱗」『ジャンプSQ』2014年7月号

…と、運動神経も皆無。

(先述の通り、ろくろは連装ができないため、神威や悠人との戦いでの立ち回りは自前の身体能力によるものなのですが…。)

紅緒とともに双星の陰陽師として御子を生む使命を課される。
その使命を受け止めているようではあるものの…

” 子供が生まれるよりも先に俺がっ “

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助野嘉昭「双星の陰陽師 #17ふたつの道、二人の道」『ジャンプSQ』2015年4月号

” 陰陽師とケガレの戦いを終わらせてやる!!! “

と、自分達の代で「すべてのケガレを祓う」との誓いを立てている。


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禍野での発見

ろくろは8年前6歳の頃に、禍野にて呪脈の異常の原因を探りに来た清弦によって発見されます。

それ以前の記憶は全て失っているようですが…

なぜ”閻魔堂ろくろ”の名前が判明したのかは不明です。

さらに、次の項”ろくろの”呪力”とケガレ”でも触れますが、保護されたのち、雛月での修行をはじめる前に、夢遊病状態で一度ケガレを祓っています。

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助野嘉昭「双星の陰陽師 #16ろくろが来た日」『ジャンプSQ』2015年3月号

禍野で発見された際ろくろは白い狩衣を身につけ、怪我をしているように見えますが穏やかな表情で気を失っています。

この作品では陰陽師であっても、いわゆる”普通の狩衣”を着用することは滅多にないようです。

普段着は洋服ですし、特にいつケガレに遭遇してもおかしくない禍野では皆常に”戦闘用の狩衣”を身につけているようです。幼少の紅緒でさえ、着せられていました。

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助野嘉昭「双星の陰陽師 #4其は誰ぞ」『ジャンプSQ』2014年3月号

普通の狩衣を着用しているといえば、有馬やじっさまくらいでしょうか。

というわけで、このろくろの状況には3つ程違和感を感じます。

一つ目は、今触れた服装の問題

二つ目は、何もないところ、それも禍野でたった一人で倒れていたこと。

三つ目は、怪我はしているものの(むしろ怪我をしているにも関わらず…)無事に発見されたこと。

では、この三点について少し考えてみます。

一つ目:服装の問題

一つ目については、既に触れていますが、狩衣を着用している以上、少なくとも一般人ではないことが察せられます。
ですので、ろくろ自身は記憶を失っていますが、もともと陰陽師(あるいはケガレの可能性もありますが…)側の関係者だったと考えられます。

ろくろの記憶がないのにもかかわらず“閻魔堂ろくろ”という名前や年齢が判明しているのは、そういった理由で、陰陽連がもともとろくろの存在を知っていたからかもしれませんね。

そもそも閻魔堂という名前がね。

閻魔堂と化野…。

その辺りについては、ろくろの出自についてこちらで考察していますのでよろしければ。
(→閻魔堂と化野 双星の陰陽師考察はこちら)

さて、もし陰陽連がろくろの存在を認識しているならば、禍野で発見された謎の存在であるはずのろくろが陰陽連の本部で厳重な監視下に置かれることなく、雛月寮に預けられたこと(清弦はついていましたが…)も一応納得がいきます。

そして、さらに疑問なのが、禍野にいるのにもかかわらず、なぜ戦闘用の狩衣ではなく普通の狩衣を着ていたのかというところです。

これについても一応上記リンク(ろくろの出自について)にて考察していますが、端的に結論だけ書けば、もともと禍野にいた、ということが考えられるのではないでしょうか。あるいは、何者かにさらわれる途中だったとか。

二つ目:禍野にたった一人倒れていた点

さて、では二つ目についてです。

ろくろが外から禍野に入ったにしろ、もともと禍野にいたにしろ、どちらにしろ6歳児がたった一人という状況はやや異常です。

当初は晴明の転生体みたいな感じで、ろくろが突然(母体を経由せずに、6歳児の体で)生じ、いわば世の理を超えた現象に禍野の結界に異常が発生したとも考えたのですが、これはややSFが過ぎますね。
それに、ろくろが怪我をしていることの説明がつきません。

シンプルに考えれば、何者かに襲われ、ろくろだけ生き残ったというのが妥当でしょう。
そう考えれば、ろくろがたった一人であったことも一応は説明がつきます。

その場合、ケガレと違い人は消滅しませんから、一緒にいたはずの人の遺体の問題が出てきますが、これはケガレに食われてしまったと考えれば…無理があるかな。

あるいは上で少し可能性を考えたように、攫われている途中だったとすれば、攫っている連中は襲われた際にろくろをおいて逃げたのかもしれませんね。この場合は攫っている存在はケガレではない人間だということになります。

しかし、これではろくろの肉親が存在していないことが少し変な感じがしますね。

なので、個人的には強力なケガレの来襲によって、ろくろの肉親全てが殺されてしまったというのが一番あり得るのではないかと思います。

ただ、そうであっても、陰陽連がろくろのことを知っているとすると、清弦が驚いた理由がわからないんですよね。

というわけで先ほどの結論に少々解釈を加えて…、

別の場所で襲われて一族郎等を皆殺しにされた後で、ろくろだけ特別な存在としてケガレに攫われた途中だったのではないかと…。

であれば、清弦の

“何でこんなとこに子供がいるんだぁ〜〜!?”

もわかりますし、遺体の問題も解決する…かな。

三つ目:無傷で無事に発見された点

では最後に三つ目

怪我をしているにもかかわらず、なぜ無事保護され得たのかということですね。

上で考えたように、ケガレに襲われて、攫われたのだとすれば、襲った、あるいは攫った存在がその場にいなくてはおかしいですよね。

それがいないということは、ろくろがケガレの触れることのできない何かを持っていたためにケガレが諦めて退去したか、ろくろが気を失う直前に全てのケガレを滅したかのどちらかかと思います。

ちなみに発見の際、清弦は“呪脈の異常”を調べるために禍野に来たようですが、一緒にいた陰陽師のセリフからすると

・禍野の結界に異常が起きた

・結界に影響を及ぼすほどの強力なケガレが現れた

のどちらかだと言います。

結界に影響を与える程に強力なケガレといえば婆娑羅くらいでしょうが、そのレベルであればろくろをおいていくことは考えられませんし、婆娑羅が行動すれば陰陽連が気づかないはずもありません。

とはいうものの、ろくろを攫うだけの理性のあるケガレというのも婆娑羅以外考えられないんですよね。まあ、婆娑羅になる直前の神威の例もありますし…。

ということで、婆娑羅(結界に影響を及ぼすほどの強力なケガレ)の出現という可能性は今回は排除したいと思います。

呪脈の異常は、ケガレを祓う際にろくろが放った呪力によって結界に影響が及ぼされたものなのではないでしょうか。

長くなりましたが、まとめると…

もともと陰陽師の家系で禍野にいたろくろの一族が、ケガレに襲われ皆殺しにされたものの、ろくろは意識的か無意識的かに呪脈に異常を及ぼすほどのとてつもない呪力を発し、ケガレを全て祓って一人だけ生き残ったと。そして、その反動で記憶を失ったのではないか…。

というのが、ろくろの発見の筋なのではないかと思います。

少なくとも、ろくろが“特別な存在”であることは確かでしょう。
もちろん”双星”とて特別ではあるわけですが…。

1ページ目はここまでです。2ページ目は以下より。

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