テガミバチ 第八十九(89)話「旅立ちの詩」レビューです。
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旅立ちの朝
首都への出発の日の朝。
ラグとザジは未だすれちがったままです。
『テガミバチ』 第八十八(88)話 -ラグの「こころ」に触れたザジ。ラグと左眼の精霊虫。。- 「Regarding Henry」
駅では首都入りの列車がエンジンを温めています。
そして列車には車両いっぱいの「願い」の「テガミ」が積み込まれます。
ラグの出立と見送りの人々。
ラグが到着します。
ついに首都に向かい旅立つラグ。
ラグの首都入りに、多くの人々が駆けつけます。
これまでラグがテガミを届けた人々、そしてラグと関わった人々。
皆自分自身の手で直接ラグに「テガミ」を渡したいのだと…。
この人々とのつながりこそが、ラグの”ビー”としての人々との関わりかたを表していますね。
そして、実際に見送りに現れはしなかった知り合い達も…
モック・サリヴァンは配達に。Dr.サンダーランドJr.は研究室で。
それぞれに”らしい”やり方でラグの出立を見送ります。
ノワールがやってこなかったのも、きっと考えがあってのことだと…。
親友達の激励。託された想い。。
旅立つラグに親友のコナーが語りかけます。
” シルベットのことは僕らにまかせて! “
” 世界の運命がかかった「テガミ」の配達……頼むぞラグ!! “
親友から激励。想いを託されます。。
” ありがとう… コナー… 僕の親友…!”
そして、ラグはもう一人の親友に向き直り…
” 君もだよ ザジ…! 今の君はそう思っていないかもしれないけど…… “
積み込みが完了し、遂に出発の時が…
その時、ザジがラグに呼びかけます。
” しっかりやれよ “
” 子猫ちゃん “
その言葉とともにザジはラグに”何か”をします。
ザジに何をしたのかと問うラグでしたが、時間もなくそのまま列車に。。
そこには既に列車に乗り込んでいたチコがいました。
そして、出発した列車の外には線路沿いに彼女を見送ろうとする子供達がいました。彼らの親は「心弾」として、「人柱」としてリバースの船に乗り込んだようです。
チコはラグ達を”おめでたい”と揶揄しますが、ラグは“誰も犠牲なんか出さない”と静かに言い切ります。
二人は対立したまま、列車は首都へ向かいます…。
1ページ目はここまでです。2ページ目は以下より。
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