幼女戦記 第1巻 レビューです。




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幼女戦記 第1巻

” 我々は軍人です “

幼女戦記(1)<幼女戦記> (角川コミックス・エース)

” 上がやれとおっしゃるのであれば 完遂するのみであります “

創造主との対峙

本作の主人公は、ごく一般的な(?)サラリーマンです。

天才でもなく、秀才でもない…本人曰く

” わたしは天才どもには比肩できず努力で秀才たちに及ばず人格は…歪んでいる “

…まあ、普通ではないかな。

そんな主人公が冒頭から電車でひかれます。順風満帆のサラリーマン生活の中、リストラした部下の逆恨みでホームから突き落とされてしまうのです。

その時、なぜか創造主が降臨し、主人公に対して人々の信仰離れを嘆きます。

しかし、理性的(過ぎる?)な主人公は

” この世の理を外れうるのは神か悪魔かである

-中略-

故に神はいないー証明終了 “

自称創造主を神とは認めず、“存在X”と呼びます。

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正直、死に瀕して、さらに神に対峙してこの対応ができる時点で凡人ではないですがね。

主人公は豊かな世界に生まれ、社会的にも生物学的にも優位な「サラリーマン」である自分には神にすがる理由がないと信仰を拒絶するわけです。

その話を受け”存在X”は…

” ならばそれが逆転した生をうければ 貴様でも信仰心に目覚めるのだな? “

と、解釈。そして…

” 非科学的な世界で 女に生まれ “

youjo1

” 戦争を知り 追い詰められるがよい!!! “

本当、無茶苦茶しますよ、神のくせに笑




幼女への転生

気がついたら主人公は、前世(サラリーマン)の記憶を引き継いだまま、元いた世界とは真逆の“魔法の世界”“戦争のただ中”“女性”として生を受けます。

名前は“ターニャ・デグレチャフ”

孤児院に保護された捨て子で、父は元軍人ですでに故人。母は不明。

ちなみに生まれた国は、拡張主義の軍事国家。さらには男女平等の国民皆兵制

天賦の魔法の才能のあったターニャは幼くして帝国航空魔導師になることを決め、帝国士官学校に入学。士官候補生へとなります。

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そして、9歳の若さ(幼さ?)で士官学校を次席で卒業。准尉となり、国境警備の最前線の北方軍管区ノルデン戦区にて偵察任務に従事します。

見た目は幼女でも中身はシニカルなエリートサラリーマンです。

ターニャは戦争になったことで、自分のキャリアにとって確かな業績となる簡単で安全な偵察任務に満足します。

” 勝てる戦争で!! 勝てる軍隊で!! “

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” 安全な空から敵を叩いて昇進するだけの簡単なお仕事!! “

ターニャの目標は、安全な後方勤務。着実にキャリアを積んで、目標の実現に向かいます。

とはいえ、軍事国家において後方勤務を望むのはタブー。

周りに角が立たないよう、表面的には自分の評価が下がらないようにと振舞いつつ、安全な後方勤務に回れるようにと頑張るわけです。

しかし、皮肉なのは、その魔力適性の高さ及び、エリートサラリーマンとしての能力の高さと仕事への忠実さ。ターニャは軍人としてどんどん頭角を現し、彼女自身の意思に反しどんどんと危険な前線へと駆り出されることになるわけですが…笑

1ページ目はここまでです。2ページ目は以下より。