『ねじまきカギュー 』第15巻 レビュー・感想です。

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ねじまきカギュー 15 ヤングジャンプコミックスDIGITAL
ねじまきカギュー 15 ヤングジャンプコミックスDIGITAL

“愛は確かに人を迷わせる 脆くする だが”
“人を無敵にしてくれんのも また愛なんだぜ”





自分の中にある「嫉妬」を受け入れ一回り大きくなったカギューちゃんはマルマンと二千恵の最高傑作であるZZ拳の使い手ガガリを退ける。

風蘭先生の救出も成功し、島から帰還するカモ達。
その帰り道、風蘭先生に話すカモの言葉から、カギューちゃんは一つの答えを導きだします。
それは…
“風蘭先生がカモ先生の螺旋を巻いて カモ先生が己の螺旋を巻いた”
“巻かれて巻いて そうやって世界はずっと廻っているんだな”
…と。

そして、本土にもどり貞鳥、亜鳥も含め風蘭先生と娘達はようやく母子の対面を遂げる。
貞鳥がお礼を言おうと振り向いた時には既にカモの姿はなく…。

その頃、カモは森先生と一緒にいて…。
森先生の”正体”がわかっているというカモ。
しかし、二千恵を倒す為に準備がいるからとその話は翌々日の午後二時に持ち越しに…。。

翌日、カギューちゃんを呼び出し一日デートをします。

おばあさんに写真を撮られるカモとカギューちゃん。
本当に幸せそうなカギューちゃんですが…

既に二千恵を殺す決意をしているカモは…
このもう戻れない日常を意識してしまい…

“今の僕があるのはカギューちゃんのおかげだ 今までありがとう”
“でも もうこれでさよならだ”

と、つい別れを口にしてしまう。

そして、心の中でひとり…

“明日 二千恵を殺す”
“人を一人殺す もう僕はそれ以前の僕には決して戻れない”
“無責任な行動かもしれない でも誰かがあいつを止めなければならない”
“その仕事は全部引き受ける 未来ある生徒たちに 愛するカギューちゃんに”
“そんな汚れた世界は見せたくない”

そうして、カギューちゃんには悟られないように取り繕います。

“……じゃあ 何がさよならなんだ…?”

と問うカギューちゃんに

“これまでの 自分にだ”

…と答えるカモ。

そして、カギューちゃんを抱きしめる。

“君に大事なことをたくさん終わった 君は僕の生徒だけど”

“僕のヒーローで 恩師だ”

そして、初めて名前で呼びかけ…

“…十兵衛ちゃん”

“君は生涯僕の一番だ 約束するよ”

と。

カモの言葉にカギューちゃんは…

“夢みたいだ”

“醒めないで 醒めないで 醒めないで”

“生まれてきてよかった”

その後、カギューちゃんと別れるカモ。

しかし、その別れは…ただの別れではなく…。。

今までの全てのものとの別れ。。

さらにその翌日。
森先生と会談するカモ。
森先生の”正体”は国家公安委員会の諜報員で、カモに二千恵を殺させるのが目的だったらしい。。

アウトロー カモ先生 ねじまきカギュー

それにしてもカモ先生、完全にアウトローですねぇ。

遂に二千恵の元へ向かうカモと森先生。

カモを待ちかねていた二千恵理人。。

ねじまきカギュー すごい 二千恵理人 死に場所

“ようこそ 私の死に場所へ”

カモと森先生を迎えいれる。。

“カモ先生 今日あなたは私だけの教師です”
“ではさっそく教えていただけますか?”

二千恵理事長 愛

“愛を”

それに対して二千恵を愛していると返すカモ

“あなたを殺したくて殺したくてしょうがない”

ねじまきカギュー 葱沢鴨 愛

“この憎悪こそが僕の愛”

と。つまり、カモに殺されることで二千恵は愛を知ることが出来ると。。
しかし、二千恵を刺す直前にカモは思いとどまります。
そして刺す代わりに一言。

“あなたには愛がある”

…と。

そして、二千恵に”ガラス玉”を手渡します。

ねじまきカギュー 二千恵 ガラス玉

そのガラス玉は昔カモが風蘭先生にプレゼントしたもの。
続けて二千恵に問いかけるカモ。

“なぜ わざわざこんな「タダのガラス玉」を風蘭先生の部屋の中に大切に保管していたんですか?”

“あなたは愛がある人間だからだ”

“あなたは誰より「愛」を求めていた”
“もはや「好奇心」というレベルじゃない あなたは立派に「愛」を愛していた”

そして、去っていくカモ。

“さよなら二千恵理事長”

“もうあなたに会うことはありません”

ようやく「愛」を手にした二千恵でしたが…。
一人で部屋にこもり、思い悩みます。。
もともと自身の中に愛があったのなら、今まで自分が愛を求めたことで犠牲になった人たちは、一体なんのために犠牲になったのか…と。

“私はなんのために生まれてきた?”

ねじまきカギュー 二千恵理人

そして、愛を得たと同時に芽生えたもの…。
それが「良心」

“そうか……こいつが私の中の他人…「良心」というものか………”
“カモ先生が私を殺すために差し向けた本当の凶器”

ねじまきカギュー 二千恵理事長 良心

“カモ先生…あなたは最高の教師です”
“あなたに……巡り逢えてよかった……………”

そして、己の手で己の首を絞め、己の人生を終わらせる。
しかし、望んでいたものを手に入れたその死に顔は穏やか。

二千恵理人 死に顔

遂に、カモと二千恵、二人の闘いに幕が降りる…。

そして…数週間後

新理事長として、皆の前に戻ってきたカモ。。

葱沢鴨 理事長

「これは 二人の愛の物語 1年と3か月後にはじまる 愛し合う二人の闘いのそのはじまり」

二人の闘い??どういうことだ??

それにしても、「嫉妬」を受け入れたカギューちゃんはまさに仏様のような神々しさでしたねwww
悟りを開いたかの様な…。

カモ先生もなかなかに極まっていましたね。アウトローなカモ先生もなかなか良かったな。
決別のシーンなんてすごい印象深かったですし。。

カギューちゃんを巻き込まないよう、自分一人で全てを抱え込む。
カモ先生の愛は無償であると共に、完全に自己犠牲の上に成り立つ愛ですね。

そして、最期にカモに感謝しながら、自ら命を断った二千恵。
なんとも衝撃的でした。

案外、彼とカモは惹かれ合っていたのかもしれませんね。
無償で愛を与えるカモとひたすらに愛を欲していた二千恵。

全く違うようで実は似ている存在なのかも知れません。

それから、二千恵の死を見ていた彼のクローン。
それにしても「愛」を理解するために生まれ、多くのバックアップ作ってきたって、ぶっとんでるな〜、やっぱり。

二千恵理人 クローン バックアップ

「愛」だけではなく、衿沙から恐怖を乗り越えると強くなれるということを学んだという二千恵のクローン。
故に”心的外傷”についてもっと知りたい…と。
彼がこれからどう生きていくのか、少し気になりますね。

「愛」を知った彼は一体どういう道を選ぶのでしょうね。

それにしても15巻は本当に怒濤の盛り上がりでしたね。
カギューちゃんへの告白に始まり、決別、そして二千恵との決着。。
すごい内容の詰まった一冊でした。

『ねじまきカギュー』前後話レビューリンクなど

・『ねじまきカギュー』第1巻 レビュー
・『ねじまきカギュー』第3巻 レビュー

・『ねじまきカギュー』 レビュー一覧

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